お葬式の靴のマナー【女性編】リボンやストラップ…これって非常識?

こんにちは。法子です。

葬儀屋さんに勤めていると、日々お参りにいらっしゃる方々の服装を見ています。

そんな中、意外と「あ、これはお葬式には向かないのにな…」と少し心配になってしまうのが「靴」なんです。

色々なお葬式を見ているので「心を込めてお参りすることが一番大事」だと分かっていながらも、ご年配の方から厳しいチェックが入っていることもあるお葬式の場。

せっかく故人を偲び、心を込めてお参りに来たのに「常識がない」なんて言われたら悲しいですよね。

そのようなことを防ぐために、本日は「お葬式の靴のマナーについて」お話していきますね。女性編です。

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お葬式の靴で多くの方が履いているのはこんな靴

お葬式で女性がよく履かれているのは飾りのないパンプスです。

(※↑私の私物です。お参りでは黒のストッキングで参列すべきですが、職員と分かりやすくする意味もあり、肌色ストッキングを履いています。)

ヒールは3~5㎝くらいであまり高すぎないもの、ヒールは太めのものを選ぶようにしましょう。

素材は布製・合成革靴・本革・ポリエステルなどで、ツヤがないものにします。

普段このような靴を履かないから持っていない…という方でも、1足は弔事用として持っていたほうがいいです。

葬儀の考え方で一番重要になってくるのが「故人を偲ぶ気持ち」であり、派手だったりカジュアルすぎる靴だと、そういう気持ちが薄いのではないかと見られてしまうことがあります。

だからこそ、「常識をわきまえたシンプルな黒パンプス」はお葬式の場で大切になってきます。

お葬式にリボンやストラップ付の靴はOK?

お葬式では華美な装飾はNGとされています。

リボンについては「地味なら可」という方もいらっしゃいますが、その程度も難しく、ない方が無難と言えるでしょう。

リボン付きの靴を履いている方は少ないです。

ストラップに関しては、付いていてもいいのですが、金具が目立たないものを選ぶようにします。

金具が大きく、デザイン性が高いもの、金色の金具などは目立つので避けるようにしましょう。

↑こういうものはOKです。

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お葬式の靴はスエード・アニマル柄・光沢素材はNG

スエードやアニマル柄は殺生をイメージさせるのでNGです。

本皮の靴でも、ワニ皮のような型押しをしているものもありますが、同じ理由でNGとなります。

また、エナメル素材のような光沢がある靴も目立つので品位に欠けるとみられるので控えましょう。

お葬式の靴のヒールと形の常識・非常識

お葬式の靴のヒールは3~5センチくらいが理想です。

ヒールのないぺったんこの靴はカジュアルになってしまいますし、高すぎると派手に感じられるので気を付けましょう。

また、ピンヒールやウェッジソールはデザイン性が高くなってしまうため適していません。

靴の形としては、つま先が開いたオープントゥや、かかとが露出してしまうもの、サンダルなどはカジュアルで品位に欠けるという理由でNGです。

まとめ

お葬式の靴について色々と書かせて頂きましたが、基本的な考えとして「お葬式の服装は地味なフォーマル」が適していると覚えておきましょう。

変わったデザインや装飾はお葬式の場では適しません。

靴を選ぶときは「シンプル」なものを選ぶようにしましょう。

故人を偲ぶ心が大切にされるお葬式…その心を服装でも表しながら、お参りしてくださいね。

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