お通夜の時間に間に合わない!って非常識?葬儀屋が見た色々なパターン解説

こんにちは。葬儀屋に勤める法子です。

「お通夜に参列したいけれど時間に間に合わない!

でもどうしても行きたい!

もしくは行かなければいけない場合どうすればいいのか?」

先日、お客様にそのような疑問を尋ねられました。

葬儀屋に勤めていると、お通夜に遅れていらっしゃる方も大勢見てきました。

だから、簡単に言うと、「お通夜にどうしても間に合わなくて遅れて参列する事はよくあることです。」

でもご遺族への心遣いや、遅れたことへのお詫びの言葉など基本的な心遣い・マナーは遅れた時は必要になってきますのでそこについても詳しくお伝えできればと思います。

では行ってみましょう!

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お通夜に間に合わない場合、遅刻して行っても大丈夫?詳しく解説!

お通夜に間に合わない場合は、遅れて行っても大丈夫です。

ご遺族にとってみれば、遅れたとしても、故人や遺族のためにわざわざ駆けつけてくれたということがとても嬉しく感じるはずです。

遅れたから行かないというのではなく、「遅れても駆けつける」という姿勢が大事だと思います。

お通夜の時間は地域によって差がありますが、大体1時間~2時間位が平均的です。

遅れて参列する場合は、お通夜の開式時間から1時間もしくは2時間以内となります。

できればお通夜が終わっていない時間に行くようにしましょう。

お通夜が閉式した後の通夜振舞い中でも行っても大丈夫なことが多いです。

遅すぎる弔問は失礼にあたるのでご注意を

上で、遅れて弔問しても大丈夫と書かせていただきましたが、遅すぎる弔問はご遺族に迷惑となるので、控えるようにしましょう。

故人が亡くなってから遺族の方は忙しく動き回っているので、精神的にも疲れています。

自分が遅くに弔問することで、ご遺族の負担になるのは避けるべきです。

こういったことから、通夜振る舞いが終わっているような時間であれば弔問は控えるようにしましょう。

もしくは、とても親しい間柄の場合は弔問する前にご遺族の方に連絡してお焼香ができるかどうか尋ねましょう。

ただ、22時を超えている場合はその日の参列は諦めた方が良いでしょう。

葬儀に参列することを考えたり、翌日の葬儀前に伺うことを考えたり、葬儀後に弔問することを考えた方が良いでしょう。

遅れたときの言葉は何と言えばいいですか?

仕事や、個人的な事情などお通夜に遅れる理由は様々ですが、お通夜の時には自分の理由はあまり詳しく述べなくても大丈夫です。

以下に、遅れた場合に述べる言葉の基本をまとめましたので、参考にされてみてください。

「この度は誠にご愁傷様でございました。

弔問が遅くなってしまって大変申し訳ないです。

お焼香をあげさせていただきたいのですが、可能でしょうか?」

といった内容です。

お伝えする内容はそこまで多くはないですね。

ご遺族と親しい間柄であれば自然と他の会話も出てくると思います。

お通夜に弔問した場合に大事になってくるのは

・遅れたことへのお詫び

・お悔やみの言葉

・お焼香について

と言った内容になりますので、失礼に当たらないよう基本を抑えて言葉かけをしましょうね。

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香典はどうすればいいですか?

弔問した際には、香典を渡したいものです。

遅れて弔問して、受付が開いている場合は受付に香典を出しましょう。

受付が閉じてしまっている場合は、直接ご遺族に渡す方もいらっしゃいますし、スタッフに声をかける方もいらっしゃいます。

色々なパターンがありますが、香典を渡そうとすれば、誰かしらが対応してくれますので、香典の受け取りに対応してくれそうな方に声をかけましょう。

ただ地域によっては、受付が開いていないのであれば、(現金ということもあるので)後で書留でお金を送ったほうがいいというところもあるようです。

確かにお金のことなのでシビアにならなくてはいけないのかもしれませんが、こういった考え方は地域性があったり、そのお家の考え方だったりするので、まずは周りの相談できる方に聞いてみると一番いいでしょう。

現金書留で香典を送る場合は、薄い不祝儀袋にお金を入れて、現金書留の封筒に入れて送るようにしましょう。

香典の詳しい送り方は以下のページにまとめたのでチェックしてみてくださいね。

>>香典の書留の送り方【画像付きで解説!】何を入れる?料金は?

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お通夜に参列できそうにない場合はどんなパターンがありますか?

お通夜が行われている時間にどうしても間に合わなくて参列できそうにない場合は、その日の参列は見直しましょう。

葬儀屋に勤めていて色々なパターンを見てきましたが、

・通夜の開式前に香典だけ渡しにいらっしゃる方

・通夜にお参りできないのでお葬式の朝に来てお香典を渡しにいらっしゃる方

・お葬式の朝にお焼香にいらっしゃる方

・葬儀が終わって、自宅で後飾りが終わった後に訪ねていらっしゃる方

など、色々なパターンを見たことがあります。

ご遺族にとっては弔問に駆けつけて下さるだけでとても有難いものです。

色々なパターンがあるかと思いますが、どんな形であれ、気持ちを伝えるために弔問する事は大切にしましょう

まとめ

以上がお通夜に間に合わないときの対処法になります。

色々なパターンがありますが、遅れても心を込めたお参りも沢山あり、見ているとこちらも泣けてきたりもします。

きっと故人やご遺族にその心は届くと思いますので、遅れてでも弔問するようにしましょうね。

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