通夜に焼香のみで帰るのってアリ?

こんにちは。

葬儀屋に勤める法子です。

故人や遺族と関係があって、どうしてもお参りしたいけれど、どうしても用事があって少ししか行く時間が取れない。

通夜に最後まで残る時間がないという時は、誰しもあるものだと思います。

「時間がない時に、通夜で焼香のみして帰ってもいいのか?

焼香のみで帰るのは失礼だから、むしろお参りしない方が良いのではないか?」

と、知り合いから質問されたので、今回はそのことについて書かせて頂きます。

葬儀屋の職員として今まで見てきた例を交えてお伝えしていきますね!

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通夜は焼香のみで帰ってもいいの?

人は誰しも予定というものがあり、どうしてもお参りしたくても、通夜の時間が長くて最後まで参列できないということもありますよね。

そんな時は焼香のみで帰っても問題ありません。

「お通夜に駆けつけてくれた」というだけでも遺族にとってはありがたいものです。

失礼だからむしろお参りしないほうがいいのではないか?と悩まなくて大丈夫です。

時間がない中でも駆けつけてくれたという気持ちを嬉しく感じることでしょう。

また、地域によっては、基本的に通夜のお寺さんのお経などは聞かず、焼香して帰るのが当たり前のような地域もあるようです。

(いろいろな地域性があるのですね~)

通夜で焼香のみで帰る時は「お参りする時間」も大切

通夜で焼香のみで帰るという事は、葬儀屋で勤めているとちょくちょく見かけますが、これも時間をわきまえていないと失礼になってしまいますので気をつけましょう。

時間としてはお通夜が始まる30分~15分前ぐらいに式場内に入り、焼香だけさせて頂いて、ご遺族にご挨拶をして帰るという形が一般的です。

もしくは通夜のお寺さんのお勤めが終わった後、通夜振舞いが終わるまでに駆けつけてお焼香するという方も見受けられます。

通夜が開式して、お寺さんがお経をあげている最中などはお焼香はできないので、皆さんがざわざわしていて、お焼香できるようなタイミングで、お経の邪魔にならない時にお焼香するのが大切になってきます。

ただ、通夜・葬儀というのは地域性もありますので、お焼香していいタイミングかどうかわからないこともあります。

そんな時は受付の方に一言「今お焼香をしていいタイミングかどうか?」を聞いてみてもいいかもしれません。

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ご遺族に焼香のみで帰る旨を伝えるべきかどうか?

通夜や葬儀では、お参りできなかった時にあまり参列できなかった理由など詳しく言う必要はないとされています。

焼香のみで帰る理由も詳しくは言わなくてもいいと思います。

ただ、職員なのでいろいろなパターンを聞いていますが、「〇〇の用事があるのでこれで焼香のみで帰らせて頂きます。」と伝えているところも見たことがあります。

誰しもが納得のいく理由であれば、簡単に短く伝えても悪い印象はないです。

しかし、例えば「夜の結婚式に参列しなければいけない」等という場合などは、理由を言う必要はありません。

基本的な挨拶である「この度はご愁傷様でございました。」という挨拶だけはしっかりするようにしましょう。

まとめ

通夜で焼香のみで帰ることはよく見受けられます。

ただし、この焼香のタイミングがとても大事で、通夜の開式前、もしくはお寺さんのお経が終わった後の通夜振舞い中などに伺うことが大事です。

あまり遅い時間にお参りすると、ご遺族も疲れているのでご迷惑になってしまいます。

時間が不適切な場合は後日にお参りするよう見直しましょう。

焼香のみで帰る理由は特に言う必要はありませんが、基本的な挨拶である「この度はご愁傷様でございました。」という挨拶はきちんと行いましょう。

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