最近私の地元で大きな事故がありまして、個人的なお葬式とは別に社葬のような形で葬儀をあげたいとお客様からご要望がありました。
その時に出来れば普段の作業着に「喪章」をつけたいとご依頼があったのですが、小さな田舎のため、社葬なんて滅多にないですし、喪章も全然使ったことがなかったのですね。
そこで、喪章の種類やつけ方について色々と調べたので当サイトでもご紹介させて頂きます。
この記事に書かれていること
喪章ってどんな時につけるの?
喪章は急な訃報に礼服などが間に合わなかった場合などに腕(腕章型)や胸(リボン型)につけることで、礼服の代わりになると昔はされてきました。
しかし、最近では社会人になる時に礼服を準備したり、昔より簡単に礼服を準備しやすくなったので喪章をつけて参列する方は見かけなくなりました。
今回の依頼があったケースのように会社の制服で参列して、喪章をつけて故人への追悼の意を示したいというケースもあるでしょう。
他には、私の地域では喪主様に喪主リボンをつけて区別がつくようにしていますが、地域によっては喪主リボンではなく喪章をつけて遺族と弔問客を区別する地域もあるようです。
腕章型の喪章とつけ方
出典元:http://www.craypas.com/products/lineup/detail/452.php
上の画像は腕章型の喪章です。
腕章型の喪章は左腕に巻き、二の腕のあたりにピンでとめます。
この左側につけるというのは、仏教の考え方で、本尊から見て右側(仏壇に向かって左側)の方が上位であるとされているからです。
喪章を左側につけることで故人に対して弔意を示すとされています。
リボン型の喪章
出典元:http://item.rakuten.co.jp/futaba-sousyoku/bira-mosyo/
上の画像はリボン型の喪章です。
こちらは左胸のポケットの上あたりにピンでとめます。
リボン型の喪章を左側につけるのも、腕章を左につける理由と一緒で、仏教の考え方に由来しています。
喪章の注意点
このような喪章ですが、社葬のように理由があって喪章を使うのはいいですが、一般的なお葬式では本当に現在は目にしなくなっているので、礼服が準備できなかったから喪章をつけるというのはやめたほうがいいかもしれません。
通夜であれば、礼服が準備できなかった人は黒っぽい服やスーツで参列される方もいらっしゃいますので、そちらの方がいいと言えるでしょう。
また、社会人であれば礼服を1着準備しておくのが基本になっていますので、社会人の方は早めに準備出来る時にしておきましょう。
まとめ
今回の記事では、喪章の種類とつけ方についてご紹介させて頂きました。
基本をおさえて、喪章をつけて下さいね。