焼香炭の火のつけ方にはコツがある!?消えてたらカッコ悪いで~

自宅で法要・お参りをする時には焼香をしますが、あの「焼香炭」のつけ方がよく分からない…

(その前に焼香炭の読み方が分からないよ~っていう方も多いのですが、「しょうこうたん」と読みます。)

それで、この焼香炭なのですが、

消えていたら、お香が燃えないので山のように盛り上がってしまう…

という衝撃の事態が起きます。

お寺さんは焼香炭が消えていたらおつとめが始まらないと、火のつけ直しをお願いしてきますし…

意外と皆の前で火をつけ直すのは恥ずかしいな~と感じるものです。

周りの人がなんとも思っていなくても、皆がそこに注目するので、手が震えます。(私の場合)

そんな火のつけ直しが発生しないように、今回の記事では「焼香炭」の上手な火のつけ方についてまとめていきます。

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焼香炭の火のつけ方

焼香炭は大体このような形のものが売られています。

4分割できるような切れ目が入っています。

半分でポキンと折って、折ったところの黒いところに火をあてて、炭に火をつけます。

焼香炭は手が汚れないように銀を塗ってあり、銀が塗ってあるところは火がつきにくくなっています。

炭の端が赤くなったら灰の上に起きましょう。

火がついたところから徐々に炭全体が燃えていきます。

焼香の10~15分前くらいに焼香炭をつけておくと、最初の人からキレイに抹香が燃えます。

ちなみに、マッチやライターで焼香炭に火をつける方も多いのですが、できれば仏前にあげた灯明のろうそくから火を分けて頂くようにしてください。

これには神仏に供えた火を分けて頂き、それを故人(ご本尊)に捧げるという意味があります。

焼香炭の火をつける時に気を付けるところ

この焼香炭なのですが、つけ方によってはすぐに消えてしまうことがあります。

それは火をつけた部分に灰がついた時です。

例えば画像のような部分に火をつけて、その面を下にして灰の上にボフッと置くと、小さな火種は消えてしまいます。

なので、出来れば横部分に火をつけて、灰に触れない部分に火がついている状態を作りましょう。

焼香炭がもつ時間は?

大体1区間で30分くらいもつと考えましょう。

(実際はもうちょっともちますが、おつとめが終わるまでに消えない為に、短めに思っておきましょう。)

法要などは30分~50分くらいのおつとめが多いと思いますので、繋がっている焼香炭を半分くらいに折って使うことが多いです。

(ただ、仏壇の中にある香炉は小さくて焼香炭を半分にした大きさでは入らないこともあると思います。

お寺さんが仏壇でお勤めする時にその香炉を使うのですが、お寺さんは早い段階でお焼香をしますので、焼香炭は1区間でも大丈夫だと思います。)

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お香の燃やし方

お香のことを抹香というのですが、焼香炭の上にかかるようにお焼香をします。

炭に触れないと燃えません。

たまに炭を避けて抹香を入れる方がいらっしゃいます。

お香を燃やして香りを故人に捧げる意味がありますので、お香が燃えるように炭の上にかかるように置いて下さい。

焼香炭の火がなかなかつかず、そして消え…私の失敗エピソード

私が葬儀場で働き出したばかりのこと。

焼香炭に火をつけて、お焼香の準備をする時、上で書いたように灰にくっつく部分にばかりに火をつけて灰の上に置いたら、

半分くらいの炭が消えてしまった!!

という、私にとっては大事件が起きました(笑)

みなさんがお焼香する時間に「あそこの香炉の炭がついてなかったわよ…」とお参りの方が席に帰ってきた時にボソボソ言っているのが聞こえます。

ざわつく会場( ;∀;)

1人のおばさまに「あそこの香炉の炭、消えてたからつけてきて」と言われたのですが、恥ずかしくて前に行って直すことができず…

先輩に相談したらシュ~と前に行って普通につけて下さいました。

恥ずかしくって、脇汗びっしょりでしたよ( ;∀;)

今なら普通に直しに前に行けるのですがね…私も神経太くなりましたねぇ…。

その時おどおどしていた私を見て、その時に来ていたお寺さんに

「しれっとやれ、しれっと。そしたら誰も気にしないし、プロに見えるから」

って言われました。

まさしくその通りだと、接客業を学んだ日でも御座いました。

そんな焼香炭の失敗もありますので、皆さまもお気をつけて!!

まとめ

焼香炭は、半分くらいでポキンと折って、炭の黒い部分に火をつける。

灰にくっつかない部分に火がついている状態にして、灰の上に置く。

これで完璧だと思います。

炭が悪い場合には途中で火が消えることもあります。

もし、火が消えていると言われた時は、堂々と、つけ直しに行ってください(`・ω・´)b

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