回り灯籠が回らない!お盆などの「提灯トラブル解消法」

こんにちは。葬儀屋に勤める法子です。

葬儀の時に回り灯籠を飾りとしておくことが多いので、葬儀後にご自宅に持っていき、49日まで回り灯籠を自宅に飾っておくというのが私の地域では一般的です。

しかしながら、「回り灯籠が途中で回らなくなった」という報告が結構多くて、その度にすぐに直しに伺っております。

回り灯籠が回らなくなることは本当によくあることなのですね。

そこで、今日は「回り灯籠が回らないときの対処法」について詳しくご説明させていただきます。

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回り灯籠が回らない時の対処法

回り灯籠が回らない理由は主に以下の5点です。まずはチェックしてみてください。

電球がしっかり取り付けられていない

まず電球がつかなくなって回らなくなったというケースが結構あります。

この電球がつかなくなるケースとして電球がしっかり取り付けられていなかったということもあります。

まずは電球をしっかり回して取り付けてみましょう。

それでつかなければ電球の交換が必要になってきます。

芯の先がまっすぐになっていない

実はこれが回り灯籠が回らない原因として1番多いのですが、

「針の先がまっすぐになっていない」ということがあります。

下の画像のように、電球には針をくっつけて、筒がその上に乗って回っているんですが、この針が曲がっていると筒が上手く回らないのですね。

針が曲がっているという時はその針を直してみましょう。

筒がずれてかぶさっている

筒がずれてかぶさっていることもあります。

何かの衝撃で筒が外れてしまい、針にうまく乗っていない時は回りません。

こちらも外れている場合は簡単に直すことができますのでチェックしてみてください。

芯の先がダメになっていることも

ずっと回り灯籠の電気をつけていて回転し続けると針の先が丸くなり、回り灯籠が回らないということもあります。

そういった場合は針自体を変える必要がありますので、仏具屋さんに行って針だけを購入するというのも相談してみてください。

葬儀屋さんで回り灯籠を買ったという場合は、葬儀屋さんの方で針を持っていることもありますので葬儀屋さんに相談してみてください。

筒の上を拭く

静電気で回り灯籠が回らないということもあるようです。(私はしたことはないのですが)

その場合は筒の上の部分を拭いたり、

回り灯籠の周りのプラスチック、もしくは木の部分を拭いてみてください。

拭くことで回りだすこともあるそうです。

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左右の回転の速さを変えたい場合

回り灯籠は回っているけれども左右の灯篭で回転の速さが違い、それが気になる場合は、回転の速さを調整できます。

速さを調整するには下の図の羽の部分を割り箸で押して角度をつけると早く回ります。

逆に羽を上げて角度を少なくすると回転がゆっくりになります。

簡単にできる方法なので回転の速さの違いが気になる場合はやってみてください。

回り灯籠は何故まわるの?

回り灯籠は電球から熱が発生して、上昇気流が起こる際に筒の羽にその気流が当たることで回転しています。

とてもシンプルな作りですね。

ただ、とてもシンプルな作りであるがゆえにちょっとしたことでも回らなくなるのも欠点ではあります…。

まとめ

回り灯籠が回らなくなったときの対処法としては、

・電球をしっかり取り付ける

・針の先をまっすぐにする

・灯篭の筒が外れていないか確認する

・静電気で回らないこともあるので筒やその周りを拭く

・針の先が丸くなってしまって回らないこともあるので、その場合は針を変える

・左右の回転の速さが気になる場合は筒の上の羽根の角度を調整する

回り灯籠はシンプルな作りで回っているので、始め作りを知った時は感動しました。

ただ、シンプルであるがゆえに簡単なことで回らなくなってしまいます。

しかしながら、そのぶん直し方もシンプルなのはありがたいですね。

上記のことをチェックしてみて、対処をしてみてくださいね。

上記のことを試してみてうまくいかない場合は、仏具屋さんや葬儀屋さんに相談してみましょう。

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