私が作った葬儀ナレーションの例文を集めてみました。
おじいちゃんおばあちゃん、お若い方、色々な別れがある中で、葬儀ナレーションも色々なパターンがございます。
色々な要素を組み込んだ葬儀ナレーションを参考にして頂ければ幸いです。
この記事に書かれていること
葬儀ナレーション例文①「口数は少ないけれど、優しかったおじいちゃん」
口数は少ないけれど、温和で優しい方でした。
故 ○○ ○○様
山仕事を愛し、○○○○森林組合の一員として40年働き、一家の長として、ご家族を懸命に守ってこられた故人…
晩年は○人のお孫さん、○人のひ孫さんにも恵まれ、子供たちの成長を楽しみにされていらっしゃいました。
今日こうして、愛するご家族やご縁ある皆様に見送られ、故人もきっと喜んでいらっしゃることでしょう。
お元気だった頃のお姿に思いを馳せて頂きながら、残されたお時間をお過ごしください。
程なく、開式でございます。
葬儀ナレーション例文②「地域に貢献されたおじいちゃん」
平成○○年○○月○○日…1つの尊い命が、静かに、その人生の幕を閉じられました。
故 ○○ ○○ 様
友達を呼んでご飯を食べたり、○○会という会を作って皆で旅行に行ったりと、にぎやかなことが好きだった○○様
一家の長としてお仕事を懸命にされながら、消防団や推進隊の活動にもご尽力され、長く地域貢献もされてこられました。
晩年は○人のお孫さんをよく可愛がる優しいおじいちゃんとなりました。
今日こうして愛するご家族や、ご縁ある方々に見送られ、故人もきっと喜んでいらっしゃることでしょう。
○○様との思い出を胸に、その在りし日のお姿を偲び、葬送のひとときをお心静かにお過ごしくださいませ。
程なく、開式でございます。
葬儀ナレーション例文③「地域の方々に愛されたおばあちゃん」
働き者で、とてもお優しい方でした。
故 ○○ ○○様
○人兄弟の長女として○○○の地で生を受けられた故人…
二十歳の頃に○○に嫁がれ、95歳になるまで、長い間地域の方に親しまれていらっしゃったといいます。
80歳ごろまで、農業のお仕事に励まれ、大根や白菜、キャベツなどを作り、ご家族に食べてもらうことを楽しみにされていらっしゃいました。
今では4人のお孫さん、6人のひ孫さんに恵まれる優しいおばあちゃんとなられました。
お元気だった頃のお姿に思いを馳せて頂きながら、残されたお時間を心を込めてお参りくださいませ。
程なく、開式でございます。
葬儀ナレーション例文④「突然のお旅立ち…」
とても優しくて、笑顔が印象的でございました 故 ○○ ○○様
いつも皆をあたたかく包んでくださる故人は、お優しいだけでなく、ここぞという時に芯がしっかりしていて、頼りがいのある方でした。
困ったことがあった時には、そっと背中を押して下さるので、よく後輩の相談にものっていらっしゃったそうです。
その場にいるだけで空気がなごむ、陽だまりのような存在でございました○○様…。
こんなにも突然に、さよならの時が来ることを一体誰が予測することができたでしょう…
思い出という多くの形見を残し、ゆかれました○○年という尊いご生涯。
在りし日のお姿に思いを馳せて頂き、お別れのひとときをお過ごしください。
程なく、開式でございます。
葬儀ナレーション例文⑤「太陽のようなおばあちゃん」
働き者で、とても優しいおばあちゃんでした。
故 ○○ ○○様
仕事が忙しい娘さんの代わりに、お孫さんの面倒もよく見て下さり、皆、おばあちゃんが大好きでした。
お孫さん方は、辛いことがあってもおばあちゃんの顔を見ると、辛いことが吹き飛んでしまうとおっしゃっておりました。
そんな、太陽のような方でした。
多くの思い出を残し、ゆかれました○○年という、長いご生涯…
在りし日のお姿を偲び、葬送のひとときを心を込めてお参りください。
程なく、開式でございます。
葬儀ナレーション例文⑥「芯が強く、家族思いな方でした」
芯が強く豪快だけれど、お優しい方でした。
故 ○○ ○○様
県の土木関係の職員をしながら、一家の主として、長い間立派に働いてこられました。
しっかり仕事をこなしながらも、昔はお子さんの為に、2メートルも積もった雪を、ご自分の手で雪かきし、仮設のスキー場を作って下さるような、お優しい一面もございました。
今日こうして、愛するご家族やご縁ある方々に見送られ、故人もきっと喜んでいらっしゃることでしょう。
お元気だった頃のお姿に思いを馳せて頂きながら、残されたお時間を、心を込めてお参り頂きたいと存じます。
程なく、開式でございます。
葬儀ナレーション例文⑦「不器用だけれど大きな愛情で包んでくださいました」
平成○○年○○月○○日…
1つの尊い命が、その人生の幕を閉じられました。
故 ○○ ○○様…
芯が通り、頑固な一面もあったという故人ですが、その裏には、ご家族を思う大きな愛情がございました。
不器用だけれど、本当はお優しい個人のことが、皆、大好きでした。
ご家族に故人との思い出を伺うと、病気が分かってから家族でいた一泊二日の東京旅行が強く印象に残っているとおっしゃっておりました。
新幹線の○○に乗って東京に行き、○○○やスカイツリーなど、行ってみたかった所を、皆で回っている故人はとても楽しそうだったと言います。
本日祭壇中央にございますご遺影写真も実は、その東京旅行で奥様と一緒にスカイツリーで撮影したお写真から作られたものです。
優しそうで、自然な表情の故人を見ておりますと、皆さまきっとたくさんの思い出がよみがえってくるのではないでしょうか。
昨日、本日と、多くのご縁ある方々に見送られ、故人もきっと喜んでいらっしゃることでしょう。
お元気だった頃のお姿に思いを馳せて頂きながら、残されたお時間を心を込めてお参り下さい。
程なく、開式でございます。
葬儀ナレーション例文⑧「厳しさの裏に愛情あり」
平成○○年○○月○○日…1つの尊い命が、静かに、その人生の幕を閉じられました。
故 ○○ ○○様
とても丁寧にお仕事をされる方で、故人の作った織物はお客様に大変喜ばれていらっしゃいました。
ご家族にはお厳しい一面もございましたが、その裏には、深い愛情がおありになったといいます。
大きな愛情でご家族を支え、そして導いて下さった○○様。
今日こうして愛するご家族や、ご縁ある方々に見送られ、故人もきっと喜んでいらっしゃることでしょう。
○○様との思い出を胸に、その在りし日のお姿を偲び、葬送のひとときをお心静かにお過ごしくださいませ。
程なく、開式でございます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
こうまとめてみていくと、大体の型がナレーションにはあるという事がお分かりいただけるかと思います。
私の場合は年齢が他の司会の方よりも若いという事もあり、あまり感情の起伏のある文章は逆にわざとらしく聞こえてしまうので、淡々とした文章が多いです。
40代、50代以上の司会の方は感情を出していっても素敵になりますね。
何かしら、葬儀ナレーションを作る時のご参考にして頂けますと幸いです。
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>>葬儀司会ナレーションを作る時に葬家に聞く5つの質問まとめ!
>>知らなきゃマズい!葬儀司会ナレーションは忌み言葉に気を付けて!
コメント
初めまして、
最近葬儀の仕事を始めました。
いろいろ参考にさせて頂きますので
よろしくお願い致します。
コメントありがとうございます!
葬儀の世界は奥が深く、とても勉強になりますよね。
お互い頑張りましょうね〜^ ^