知らなきゃマズい!葬儀司会ナレーションは忌み言葉に気を付けて!

葬儀司会をしていたら、絶対に学んでおくべきものの一つに「忌み言葉」があります。

葬儀屋さんに勤めている身でありながら「忌み言葉」を使っていたら、礼儀に厳しい方のチェックが入る可能性大です(゚д゚;)

特に、ナレーションは静かな場で皆さんが聞いているので、本当に気を付けなければなりません。

…と、言いながら、今回「忌み言葉」をまとめていたら私も使ってしまっていました。

「本日はお忙しい中~」

色々な野菜を作り…」

使ってましたよ、忌み言葉( ;∀;)

よく考えれば「色々」って繰り返しているから葬儀では忌み言葉になるのですね。

このサイトを今ご覧になっているあなたはきっと大丈夫だと思いますが、どうぞお気を付けください!

では、まとめてみたのでチェックしてみて下さい。

ザッと一度目を通しておくだけでも違うと思います。

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忌み言葉①「重ね言葉」に気を付けよう

わざわざ、再三再四、たまたま、重ね重ね、いよいよ、色々、度々、益々、再々、次々、皆々様、かえすがえす、くれぐれも、皆々様、重々、またまた、なおまた、しばしば、だんだん、どんどん、日々、時々、みるみる

重ね言葉は言い換えることも可能です。

<言い換え例>

重ね重ね→加えて、深く

また→さらに、改めて

再三→頻繁に

度々→よく

再び→今一度

次々に→たくさん

くれぐれも→よく、十分に

かえすがえす→後から振り返りますと

色々→多くの、多彩な

ますます→もっと

忌み言葉②生死を連想させる言葉に気を付けよう

「死去、死亡、亡くなる」などは「死」を直接イメージする表現なので「ご逝去」「他界」に言い換えるようにします。

「生きる」「生存中」も避けて、「お元気な頃」や「生前」に言い換えるようにしましょう。

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忌み言葉③不吉な数字は出来るだけ使わないように

「四」と「九」は日本では不吉な数字とされているのでできるだけ使わないようにします。

忌み言葉④宗派によって適切でない言葉は避けましょう

「ご冥福をお祈り申し上げます」という文章はよく拝見する文章ではありますが、仏教ではあまりふさわしくない表現です。

「冥福」とは簡単に説明すると「死後の幸福のこと」で、仏教ではなくなった人は四十九日の間冥土を旅しながら生前の行いへの裁きを受けます。

「ご冥福を祈る」というのは、冥土の旅を終え、良い世界に転生できるように祈ることをいいます。

冥土は仏教用語ですから、神道やキリスト教の方に使うのはふさわしくない表現です。

また、亡くなったらすぐに浄土へ行くという考え方の浄土真宗の方への言葉としてもふさわしくないです。

「冥福」の他に「往生」、「供養」、「成仏」も仏教用語で、気を付けて使う必要がありますので、出来るだけ使わないようにするのが無難です。

「ご冥福をお祈り申し上げます」の代わりとしては「哀悼の意を表します」が適しています。

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忌み言葉⑤不幸や死を連想させる言葉

他にも不幸や死を連想させる言葉、離別等を連想させる忌み言葉が「葬儀比較.com」というサイトで載っていたので引用させて頂きます。

焦る、敗れる、憂い、散る、悲しむ、無し、無くす、おしまい、醤油、塩、シクラメン、シネマ、別れる、切る、切れる、離れる、離婚、離縁、終わる、終える、破れる、破る、割る、割れる、去る、痛い、痛み、飽きる、捨てる、負ける、病む、病気、冷える、枯れる、死ぬ、亡くなる、四、4、九、9、ほどける、とんだこと、とんでもない、冷める、倒れる、倒産、忙しい、流れる、流す、壊れる、壊す、消える、消す、降りる、滅ぶ、滅びる、ご生存中、生きている頃、しめやかに、仏、葬式、褪せる、衰える、更に、さらに、僧、すり鉢、短い、逝く、涙、梨、猿、すり箱、スルメ、忌み、悪い、相次いで、相次ぎ

去る、飽きる、捨てる、冷える、冷める、別れる、切る、切れる、離れる、離婚、離縁、帰る、帰す、終わる、終える、降りる、枯れる、嫌う、嫌い、薄い、疎遠、疎んじる、浅い、憂い、おしまい、返す、ほどける、裂ける、放す、破れる、破る、割る、割れる、忙しい、壊れる、壊す、消える、消す

出典元:https://sougi-hikaku.com/columns/7/

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出てきましたね!「忙しい」…( ;∀;)

ここに出ている言葉も使わないように気を付けましょう。

まとめ

忌み言葉を学び始めると、多くの言葉を気を付けなければいけないんだという事が分かりますね。

ただ、忌み言葉は言い換えることが可能であったり、普段使っている言葉であまり使わない方がいいだろうなと感じる言葉を避けることで使わずに済みますので、大体大丈夫だと思います。

忌み言葉に気を付けながら、素敵な言い回しを学んで葬儀司会ナレーションの向上に努めましょうね^^

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