葬儀司会ナレーションを作る時に葬家に聞く5つの質問まとめ!

葬儀司会ナレーションを作る時は、「ナレーションにぴったりなエピソードをご遺族から聞き出す」ということが大切になります。

色々な例文やパターンも大事なんですけど、このエピソードを頂く時の「質問」というのが、葬儀ナレーションの一番の肝になります。

初めは私もいい質問ができず、良いエピソードも聞き出せず、苦労しましたね~(´_ゝ`)

そんな状態にならないためにも、「質問の型」を覚えて、故人の素敵なお話をうまく引き出して下さいね。

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お人柄、ご性格を聞く

まず、1番初めに私が質問させて頂いているのが「お人柄」についてです。

この質問が、多分ご遺族にとって一番答えやすい質問になります。

例えば、

・優しい

・明るい

・大変苦労したけれど、本当に頑張っていた

・頑張り屋

・良く働く

・まじめ

・ものを作るのが好きだった

・手先が器用だった

・笑顔が素敵だった

・厳しい所もあったが、それは家族を思ってのことだった

・にぎやかなことが好きだった

・仕事を頑張っていた

・口数が少なく、静かだった

・穏やかだった

等…、大体「故人のお人柄は?」と聞くと、2~3個くらい出てきます。

私がナレーションを作る時は2つくらいお人柄のエピソードがあると作りやすいので、2つくらいは聞き出すようにしています。

お仕事について

故人のお仕事も、比較的聞きやすい内容です。

特に男性の場合、外に働きに出ておられた場合がほとんどです。

女性であまり働いていなかったという場合は、家事をこなし、ご家庭を守り、子供さんを守ってこられた…等のエピソードを聞き出すきっかけになったりします。

私がお仕事について聞いてみて、答えとして多いのは、

・農業(畑か田んぼか等も聞く)

・船員

・森林組合

・工場

・繊維関係

・教師

・公務員

・警官

・大工

・土方

というお仕事内容が多いですね。

お仕事の深い内容を質問してもいいと思います。

・「畑で何を作られていましたか?

・「何の工場だったんですか?」

・「学校で何の先生だったんですか?」

少し掘り下げて聞くだけで、ご遺族の方の記憶がよみがえり、色んなエピソードを聞けたりもします。

ただ、仕事を転々としていた、あまり働いていなくて、友達と遊んでいた…等、

仕事についてあまりご遺族が話して欲しくなさそうな雰囲気の場合はナレーションに入れないようにします。

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故人の好きだったこと

故人の好きだったことも聞くようにするといいでしょう。

おじいちゃん・おばあちゃんであれば、

・ゲートボール

・旅行

・井戸端会議

・何かを作ること

・畑仕事

・散歩

・友達と飲むこと

等、聞いていてほっこりするエピソードが出てきたりもします。

「ずっと働いていて、好きなことは何だったんだろう?」という場合もあります。

そういう場合は「お仕事を大変頑張られていた」というナレーションを作るのに適していると言えます。

ご家族について(配偶者、お孫さん・ひ孫さんの人数やエピソード)

・配偶者と何年前に結婚したのか?

・子供さんの人数

・お孫さん、ひ孫さんの人数

・子供さんやお孫さんとのエピソード

これはナレーションに入れやすい内容になります。

・「ご主人の○○様と○○年前にご結婚され~」

・「晩年は○○人のお孫さん、○○人のひ孫さんに恵まれる~」

等、人数が入ることでナレーションが具体的になり、締ります。

ただ、故人が独身だったり、喪主様が独身だったりする場合もあり、話しにくそうに話すこともある質問です。

事前に搬送したり、葬儀の打ち合わせをした人に(社員に)少しだけ葬家の家族構成について聞いて、質問する内容は少し気を付けながら話をしたほうがいいかもしれません。

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故人との印象的な思い出

この「故人との印象的な思い出は?」という質問は、実は使うことが少ないのですが、エピソードが足りなさそうな時に使っています。

抽象的な質問なので、上手く連想できず、葬家の方が「う~ん…」と考え込むこともありますので、

「ご家族でどこどこに行った、とか、こういったことを一緒にしたなとか、そういう事がもしございましたら…」等、

相手が話しやすくなるような例を出してあげることも大切な質問になってきます。

うまく故人のエピソードが引き出せない時は自分から導く

例えば、葬家の方が個人に対してあまり良い印象を持っていない時や、話すことが苦手な方の場合は、なかなかナレーションに入れやすい話が出てこないこともあります。

そういった場合は、

自分「故人は厳しい所もあったかもしれませんが、それはご家族を思ってのことだった…?」

葬家「そうですね~、そうかもしれない。」

自分「故人は優しかった…?」

葬家「そうなりますね。」

このように、少し言いかけている状態で止まって、葬家の話を導いてみるのも1つのテクニックになります。

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喪主様だけでなく、皆さんに聞く

私の場合、基本的にお話するのは喪主様だけのこともよくあるのですが、エピソードを聞き出す場合は他の方を交えて聞いた時の方が出やすいです。

喪主様から、「故人については、娘や妻に聞いて~」と言われることもあります。

その方が色々な話を聞けるので、葬儀司会ナレーションを作りやすい事も多いです。

上手くエピソードが引き出せない場合は例文などで対応を

質問をしても葬家の方からキーワードが出てこず、「真面目な人でした。」という回答だけの場合などもあります。

それとは反対に、「お人柄は?」と聞くだけで、キーワードが30個くらい出てくる葬家もあり、本当にそれぞれです。

1つのキーワードだけで、色々な例文を組み合わせて作る事も可能ですが、少々難易度が上がりますね。

私の場合は、諸先輩方に「これだけしか聞き出せませんでした~( ;∀;)どうしましょ~!?」と相談できましたので良かったですが…

以下にエピソードがなかなか聞き出せなかったときに使える例文を書いておきますね。

・平成○○年○月○日… 1つの尊い命が、静かに、その人生の幕を閉じられました… 故 ○○ ○○様…

・○○様は 昭和○○年○月○日に生を受けられ、○○年というご生涯を 活き活きと立派に、生きてこられました。

・本日はご縁ある多くの方々に見送られ、故人もきっと、喜んでいらっしゃることでしょう。

お元気だった頃のお姿を懐かしく思い、残されたお時間をお過ごしくださいませ…

このような形ですね。

葬儀担当者なら分かるような内容で、作れる内容になります。

以上、「葬儀司会ナレーションを作る時に葬家に聞く5つの質問まとめ!」でした。

質問があってエピソードがあるからナレーションは作れます。

質問の内容は大事な部分ですので、もし参考になれば光栄です^^

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