こんにちは。法子です。
葬儀ナレーションのテクニックの一つに「季語を入れる」というものがあります。
手紙の書き出しの挨拶のように、葬儀ナレーションの1番始めに入れるだけで、ナレーションの全体的な印象がパッと鮮やかになります。
ナレーションに絶対入れなくてはいけないというものではないですが、故人のイメージにぴったり合った季節の場合、是非取り入れたくなります。
また、故人の情報がなかなか聞き出せない時にも文の1つとしてとても重宝するでしょう。
前回は春の季語だったので、今回は「夏の季語ナレーション」を集めてみました。
この記事に書かれていること
夏の季語を使ったナレーションまとめ
5月の季語を使ったナレーション
・新緑がまぶしい季節に…
・風薫る季節に…
・青葉が美しい季節に…
・五月晴れの、別れの日となりました。
・本日の、五月晴れの空のように、人の心を明るくして下さる…そんな方でございました。故 ○○ ○○様。
・春から夏へとうつろいゆく季節に…
・若葉が初夏の日差しにまぶしく…
・萌える若葉が目に沁みる季節に…
・行く春の惜しまれるこの季節に…
6月の季語を使ったナレーション
・爽やかな初夏を迎え…
・吹く風も次第に夏めいてまいりましたこの季節に…
・雨に映える紫陽花の花も美しく…
・梅雨の晴れ間の青空がまぶしい、お別れの日となりました…
・梅雨明けが待たれるこの季節に…
・雨に濡れたあじさいの青がひときわ美しいこの季節に、旅立たれてゆかれました、故 ○○ ○○様
・雨に濡れる紫陽花が寂しそうに見えるのは…
7月の季語を使ったナレーション
・夏空がまぶしく感じられるこの季節に、旅立たれてゆかれました、故 ○○ ○○様
・七夕飾りが軒先に揺れ、夏を感じるこの季節に…
・竹笹の色とりどりの七夕飾りが美しく…
・夏の訪れを感じる季節に…
・真っ青な空に入道雲が湧き上がる盛夏の季節…
・夜空にかかる美しい天の川を仰いでは…
8月の季語を使ったナレーション
・草木の緑も一段と濃くなってきましたこの季節に…
・大輪のひまわりが美しく咲き誇るこの季節に…
・暑さも峠を越え、吹く風に秋の気配を感じる季節に…
※8月は暑さが厳しく、暑さに対する季語が多くかったり、暑くて大変だという印象の季語が多く、なかなか葬儀ナレーションにいい文章が見つかりませんでした。
申し訳ないです。
季語をナレーションに取り入れる時のポイント
季語をナレーションに取り入れる時はナレーションの1番始めに置くことが、綺麗にまとまるポイントです。
手紙の書き出しでもよく季語が取り入れられますよね。
他にも、取り入れる時の基本形として
・○○(季語)の別れの日となりました…故 ○○ ○○様…
・○○○○○な季節に旅立たれてゆかれました…故 ○○ ○○様…
という形が一番取り入れやすいですし、綺麗に聞こえます。
文章の合間に組み込む方法もありますが、なかなか上級のテクニックと言えますし、難しいものです。
基本形に入れるだけでも、美しい情景を感じられるナレーションとなりますので、是非取り入れてみて下さいね^^