男性は数え年で25歳、42歳、61歳。
女性は19歳、33歳、37歳のときに厄年を迎えます。
厄年の考え方としては、1月1日に1つ歳をとり12月31日までの厄年の1年間に災難が降りかからないように神社で厄払いをしてもらいます。
その時祈祷のお礼として納めるのが「初穂料」というものです。
そんな初穂料ですが、なかなか神社に納める機会も少ないので、「書き方がよくわからない」という方も多いと思います。
当記事ではそんな初穂料ののし袋の書き方についてまとめました。
当記事の流れとしましては、
・初穂料の表書きの書き方
・中袋の書き方
・初穂料の水引はどんなものか?
・初穂料のお札の入れ方
・初穂料の外包みの裏の折り方
について解説させていただきます。
順番に読み進めていけばのし袋が完成するような順番でまとめてありますので、のし袋を書くのが初めてだという方ははじめから読み進めていってください。
ところどころ書き方を確認したい方はそちらだけでも確認してみて下さいね。
この記事に書かれていること
初穂料ののし袋の表書きの書き方
まず初穂料ののし袋の表書きの書き方ですが、水引の上側に「初穂料(はつほりょう)」もしくは「御初穂料(おんはつほりょう)」と書きます。
水引より下の部分に厄払いを受ける人のフルネームを書きます。
初穂料ののし袋の中袋の書き方
初穂料ののし袋の中袋の書き方ですが、まず中袋の表に初穂料の金額を書きます。
このときの金額の書き方は「金〇〇円」です。
金額の前に金と書きます。
ちなみにこういったのし袋等の金額は「難しい漢数字」を使うようになっています。
以下に難しい漢字一覧をまとめましたので、書く時は確認してくださいね。
のし袋に書く時の漢字一覧
1→壱
2→弐
3→参
5→伍
7→七(ごくまれに漆)
8→八
10→拾
100→百
1000→仟または阡
10000→萬
その他→円を圓と書くこともあります。
中袋の裏の書き方は、裏の左下に住所と氏名を書くようにします。
初穂料ののし袋の水引は?
初穂料ののし袋の水引は、赤白の蝶結びです。
厄払いなので、結び切りだったり白黒でないといけないかと思いがちなのですが、厄払いは特に不幸なことではないので赤白の蝶結びを使用します。
神社によってはのし袋に入れないこともある
初穂料を神社に納める時なんですが、実はのし袋で渡さないこともあります。
これは神社によって異なり、大きい神社などでは特に封筒には入れず受付で現金をそのまま渡すことがあります。
大きな神社になると人が大勢来るので、それでないと対応できないことがあるのです。
また、神社によってはのし袋ではなく白封筒に入れるという場合もあります。
自分が厄払いに行く神社がどのような方式をとっているのか、事前に電話してチェックするのが1番良いのですが、もしサイトなどがあるようであればそちらに書いてある可能性もあります。
厄払いに行こうと思っている神社は大体決まっていると思うので、事前に確認してみてくださいね。
初穂料のお札の入れ方は?
初穂料のお札の入れ方は、表から見て肖像が見える方向、お札を出すとすぐに肖像が見える方向で入れます。
これは中袋があるのし袋でも、中袋なしの封筒でも同じことです。
初穂料の外包みの裏の折り方
外包みの裏の折り方についてなのですが、先に上を折って、下を最後に折ります。
弔事は最後に上を折るので気を付けるようにしましょう。
覚え方は慶事ごとなどは下から上に万歳しているようなイメージ。
弔事ごとは上から下に頭をうなだれているようなイメージで覚えておくと折り方を覚えやすいです。
まとめ
初穂料ののし袋は赤白の蝶結びの水引のものにします。
表書きの上段には「初穂料」もしくは「御初穂料」と書きます。
その下に厄払いを受ける人のフルネームを書きます。
中袋の表には(金〇〇円)と金額を書き、中袋の裏には左下に住所と名前を書きます。
お札は表から肖像が見えて、お札を出すとすぐに肖像が出てくる方向で入れます。
神社によっては、裸の現金で初穂料を渡すところ、白封筒に入れて渡すところ、のし袋に入れて渡すところがありますので、こちらは事前にチェックした方が良いでしょう。
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