冬も終わればもうすぐ春。
いよいよ入学シーズンになりますね。そんな入学シーズンにつきものなのは「入学祝」。
本日はそんなに入学祝いののし袋の書き方について解説していきます。
・のし袋の水引はどんなものを選べばいいのか?
・表書きはどう書けばいいのか?
・中袋の書き方は?
・中袋がないときの書き方は?
・お札の入れ方は?
・外包の裏の折り方は?
など、入学祝いののし袋の書き方でつまずきやすいところをおさえて解説しています。
流れを網羅していますので、この記事を最後まで読めばのし袋が完成します。
初めて入学祝を渡すという方はぜひ最後まで読み進めていてくださいね。
一部だけ分からないという方はそこだけ読んでみて下さい^^
この記事に書かれていること
入学祝いののし袋の水引、のし袋の種類は?
入学祝いののし袋は赤白の水引で、蝶結びのものを選びます。
蝶結びの水引は何度も結び直せるということで、何度あってもいいお祝いの時に使われます。
入学祝いは何度あっても良いお祝いですよね。
結び切りやあわび結びはほどけにくい結び方で、1回きりのお祝いや弔事などに使われますので、その場合は使いません。注意しましょう。
またのし袋の種類ですが、1万円ぐらいまでなら水引が印刷された封筒タイプののし袋を使ってもokです。
それ以上の金額を入れるのであれば、印刷じゃない水引のついたのし袋を使うようにしましょう。
地域によっては水引が金銀だったり黄白等を用いているところもありますが、赤白の水引きにしておけば無難です
入学祝いの表書きの書き方
入学祝いの表書きの上の段は「御入学祝、祝御入学、入学御祝、合格御祝」などを書きます。
下段にはお祝いを渡す人(自分)のフルネームを書きます。
家族ぐるみで付き合いがある場合は夫婦の名前を書きたいことがあるかもしれません。
ただ、こういうものは世帯主の名前を書くのが一般的です。
もし妻の名前を書くようであれば名前のみでokです。
友人や知人で合わせてお祝いを渡す場合は連名にします。
五十音順で早い人から右から順番に書いていきます。
(一番初めの人の名前は真ん中に書く。)
入学祝いはどんなペンを使って書く?
入学祝いののし袋はサインペンなどではなく毛筆や筆ペンを使うと良いでしょう。
また、弔事などでは薄い墨が使われますが、お祝い事は黒墨を使います。
またのし袋に直接表書きを書いてもいいですし、短冊が付いている場合はそれを使ってもokです。
入学祝いの中袋の書き方は?
入学祝いの中袋の書き方は、表に金額を書きます。「金○萬円」と書きます。
中袋の裏には、左側に郵便番号と住所と名前を書きます。
また、のし袋に使われる数字と言うのは漢数字が一般的です。
そしてこの漢数字は旧字体の難しい漢数字が使われることが多いです。
何故かというと、簡単な漢数字だと横棒を一本足すと一万円が二万円に簡単に変わってしまうように、不正や間違いが起こりやすいためです。
間違いを防ぐために難しい漢字を使われていると言われています。
以下に難しい漢数字一覧をまとめてみました。
のし袋に書く時の漢字一覧
1→壱
2→弐
3→参
5→伍
7→七(ごくまれに漆)
8→八
10→拾
100→百
1000→仟または阡
10000→萬
その他→円を圓と書くこともあります。
※四、六、九は死、無、苦を連想するとして使わないようにします。
しかしながら最近では簡単な文字を使うことも多く、アラビア数字を使ってもOKともされています。
仲の良い知り合いであればそんなにこだわらずともいいでしょう。
ちなみに4と6と9は、死・無・苦がイメージされ、縁起が良くないということで基本的にこういうものには使われません。
中袋なしの時はどうやって書けばいい?
印刷されたのし袋なら中袋がないですし、包むタイプののし袋でも最近では中袋がないものもあるようです。
このように中袋がない場合は裏に金額と住所を書くようにします。
こういった場合は氏名は表に書いてあるので、書かなくて大丈夫です。
お札の入れ方は?
お札を入れる時は表から見て肖像が見える方向で、お札を出したらすぐにお札が出てくる方向でお金を入れます。
入学祝いの外包の裏の折り方は?
入学祝いなどのお祝い事の外包は上を先に折って下を最後に折ります。
この折り方は慶事の時の折り方になります。
慶事は万歳をしている(下から上に)ような折り方で折ると覚えておきましょう。
その逆で弔事ごとは悲しみの事なので逆の折り方になります。
辛くて下を向いているというイメージ(上から下)で覚えておくと良いかと思います。
まとめ
以上が入学祝いののし袋の書き方になります。
入学祝いののし袋は赤白の蝶結びの水引のものを使いましょう。
表書きは「御入学祝」などと書き、名前はフルネームで書きます。
書く筆記用具は毛筆や筆ペンで、黒墨で書きましょう。
中袋がある場合は中袋の表に金額を書き、裏の左側の下側に郵便番号と住所と名前を書きましょう
中袋なしの時は住所と金額を裏の左下に書きましょう。
お札は正面から見て肖像が見える方向、お札を出すとすぐに肖像が見えるような方向で入れます。
外包の裏の折り方は慶事ごとなので万歳をしているように下を最後に折ります。その後水引をかけます。
以上が入学祝いののし袋の書き方になります。
親しい人のお子さんのお祝い事は嬉しいものですね♪
ぜひ心を込めてお祝いしてあげて下さい^^