赤ちゃんの生後1ヶ月ごろに行うお宮参り。
赤ちゃんの健やかな成長を祈って神社にお参りし、その時に神社に支払う謝礼のことを「玉串料」といいます。
本日はそんな玉串料ののし袋の書き方についてお話ししていきます。
当記事は以下の順番で解説しています。
・封筒や水引のマナー
・表書きの書き方
・中袋の書き方
・中袋がない場合の書き方
・お札の入れ方
・のし袋の裏の折り方
上から下まで読んでいけば玉串料の封筒(もしくはのし袋)が完成します。
分からない部分が一部だけの場合はそこだけ見ていってくださいね。
この記事に書かれていること
玉串料に使えるのし袋（もしくは封筒）や水引って?
玉串料に使える封筒についてココではご紹介していきます。
玉串料に使えるのし袋は蝶結びで赤白の水引のものになります。
封筒の場合は白封筒のものになります。
袋選びで注意するべき事は、水引が結び切りのものは使わないということです。
結び切りは1度きりであって欲しいお祝いの時に使うので、結婚式などに使うものなのです。
蝶結びは何度でも結び直せるという事から、何度あっても良いお祝いの時に使われます。
また右上にのしがついているものを選びましょう。
玉串料の表書きの書き方は？
玉串料の表書きの書き方についてご説明させていただきます。
まず上の段には「御玉串料」と書きます。
また御玉串料の他にも御初穂料、御礼、御神饌料などと書いてもokです。
下の段は赤ちゃんのフルネームを書きます。
地域によっては真ん中にお父さんの氏名（フルネーム）を書き、左に赤ちゃんの名前を並べて書く地域もあるようです。
玉串料の中袋の書き方は？
次に、玉串料の中袋の書き方について解説します。
中袋には「金額と住所と氏名」を書きます。
中袋の表には金額を書きます。この時金額は「金壱萬円」のように書きます。
中袋の裏の左側には郵便番号と住所、氏名を書くようにします。
ちなみにこういったのし袋の金額を書くときは難しい漢数字を使うことが一般的です。
これは間違いや改ざんを防ぐためと言われています。
以下に難しい漢数字一覧をまとめてありますのでチェックしてみてくださいね。
のし袋に書く時の漢字一覧
１→壱
２→弐
３→参
５→伍
７→七（ごくまれに漆）
８→八
10→拾
100→百
1000→仟または阡
10000→萬
その他→円を圓と書くこともあります。
※四、六、九は死、無、苦を連想するとして使わないようにします。
ちなみに4、6、9は「死」、「無」、「苦」が連想され、縁起が悪いと言われているで基本的に使わないようにしましょう。
また、金額は漢数字で縦書きで書くのが一般的ですが、最近ののし袋はすでに金額が書く欄が設定されているものがあり、横書きで線が引かれていることがあります。
そういった場合はアラビア数字を用いても大丈夫です。
アラビア数字を書くのは簡単ですが、改ざんされにくく間違いが起きにくい数字になっているので大丈夫です。
玉串料の中袋がない時の裏書きはどうする？
水引が印刷されたのし袋などを使うときは、中袋がありません。
また包む形ののし袋でも中袋が入っていないものもあるようです。
そういった場合は、封筒、もしくは包みの裏に住所と金額を書きます。
裏の左下にまとめて書きます。
こういったときは右側に住所、左側に金額が一般的です。
玉串料のお札の入れ方は？
玉串料のお札の入れ方は表から見て肖像が見える入れ方で、封筒からお札を出したらすぐに肖像が出てくるような方向で入れます。
玉串料の外包の裏の折り方は？
包むタイプののし袋は、裏の上の方を先に折り、下を最後に折ります。
お祝い事なので慶事の折り方になります。
慶事は万歳しているように下から上に折ると覚えていると覚えやすいでしょう。
（弔事の場合は折り方が逆になります。）
まとめ
・お宮参りの玉串料で使えるのは赤白の蝶結びののし袋、もしくは白封筒になります。
・上の段には「御玉串料」と書きましょう。
・下の段には赤ちゃんの氏名を書くのが一般的です。
・中袋には表に金額を、裏には郵便番号と住所と氏名を書きましょう。
・中袋がない場合は裏に住所と金額を書きます。
・お札は表から見て肖像が見える方向で、お札を封筒から出したらすぐ肖像が出てくるような方向で入れます。
・のし袋の包みの裏の折り方は上を先に折り、下を最後におります。万歳しているようなイメージで覚えておきましょう。
以上が玉串料ののし袋の基本的な書き方になります。
お宮参り、どうぞ我が子の健やかな成長を祈願してきてくださいね。