こんにちは。法子です。
先日友人の結婚式に出席してきました。
長年苦楽を共にしてきた子の結婚式ってなんだか泣けてきて、新婦以上に親への手紙で号泣するという…。(笑)
「幸せになってほしいなぁ…」としみじみ思いました。
さて、そんな結婚式ののし袋の種類や書き方について今回はまとめていきます!
冠婚葬祭ののし袋のマナーは恥をかかない・相手に恥をかかせないというためにも大切なものです。
しっかりと抑えていきましょう!!
この記事に書かれていること
ご祝儀袋の種類について
ご祝儀袋は結び切り(あわじ結び)の紅白または金銀の水引がついたものを選びます。
のし袋の右上にはのしが付いているものを選びます。
また、結婚祝いの水引は蝶結びはNGです。
結婚というのは一生に1度きりであって欲しいものなので、解けづらい結び切りやあわじ結びが使われます。
蝶結びだと何度も解いては結びなおせる結び方なので、結婚祝いの水引の結び方には適しません。
また、ご祝儀袋は派手で豪華であれば相手が喜ぶと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、派手で豪華なものは高い金額のご祝儀を包むときに使うものです。
外側が派手なのに中のご祝儀が少ないような事はないようにしましょう。
※ご祝儀袋は中に入れたご祝儀の100分の1位の値段のものを使うと良いと言われています。
1万円~3万円を入れるご祝儀袋
1万円~3万円円を入れるご祝儀袋は、紅白または金銀のあわじ結びのものを使うのが基本です。
3万円~5万円を包むご祝儀袋
3万円~5万円のご祝儀を包む場合は、水引は金銀であわじ結びのものを選びます。
表書きの部分が短冊ではなく檀紙(波上に織り込まれているもの)は角が高いものと言われています。3万円~5万円を包む時はこちらを選びましょう。
5万円以上のご祝儀袋
最近のご祝儀袋はいろんな形の水引が使われていますが、華やかな飾り結びの結び切りで、上質な和紙が使われたものは5万円以上のご祝儀袋になります。
水引でいうと鶴や亀の形になっているものも多く、そちらが適しているでしょう。
ご祝儀袋の使い分け
最近は様々な種類のご祝儀袋が販売されています。
私も「どのご祝儀袋を買えばいいんだろう?」と悩んだこともあります。
しかしながら、やはりかわいい変わったものは派手と取られることもあるので、先輩や上司へのご祝儀袋として使うのであれば、基本の白のご祝儀袋を使うのが良いのではないかと思います。
後輩や友人ならかわいい個性的なものでもオーケーです。
最近ではディズニーの形をした水引なども売られており、袋を選ぶのも本当に楽しいですね。
ご祝儀袋はどこで買えるの?
ご祝儀袋はスーパーやホームセンター、百貨店、コンビニ、文房具屋さんなどで売っています。
結婚祝いの金額の相場は?
結婚祝いの金額というのは、割り切れない奇数を包むようにします。
これは何故かというと結婚した2人の中が割れないようにという意味が含まれています
2万円など割り切れる数字にしてしまうと、相手が嫌な気持ちになることもあるので注意しましょう。
1万円→結婚式に出席しない場合や未成年の子供の分の金額になります。
3万円→友人や知人、会社の同僚は3万円位が相場です。
5万円以上→兄弟や姉妹、親戚などの親族は金額が大きくなります。
子供を一緒に連れて行く時は?
結婚式で子供を一緒に連れて行くケースもありますね。
その時は小学生以下であれば1人1万円をプラスして入れて、
中学生以上であれば1人2万円をプラスして入れるようにします。
欠席する時は?
初めから欠席の予定であった場合は、1万円のご祝儀を相手に渡すようにします。
招待状に出席と書いたのに欠席する場合、
2週間以上前でキャンセルがきくないようであれば半分、もしくは3分の1 (1人1万円前後)の現金もしくはお祝いの品を渡すようにします。
当日急に欠席となった場合は、包む予定だった金額を披露宴後に夫婦の新生活が落ち着いた頃にお詫びとお祝いをもっていきます。
表書きの書き方
ここでは結婚祝いの表書きの書き方についてご説明していきます。
表書きの名目は何と書く?
水引の上側に書く文字(名目)は「寿、御祝、御結婚御祝」などを書きましょう。
こういった名目は4文字になる言葉は避けるようにします。(祝御結婚など。)
4文字のものは「死」に結びつくと考えられ縁起が悪いとされますので、お祝い事には不適切なので気をつけましょう。
表書きの名前の書き方
水引よりも下側に書く名前の書き方についてご説明します。
1人のときの名前の書き方
個人名で書く場合は、短冊に氏名を書きます。
2人の時の名前の書き方
2人で連名をする場合は、右が目上、左に行くほど目下になります。
夫婦で連名の場合は夫の氏名を右に書き、妻の名前を夫の名前の左横に書きます。
この時妻の苗字は書いても書かなくても大丈夫です。
3人の時の名前の書き方
こちらも1番右が1番目上になります。
友人の場合などは右から50音に並べて書くのが良いでしょう。
4人以上の時の名前の書き方
4人以上でお祝いを出す場合は右側に代表者の名前を書いて左側に「外一同」と書きます。
そして中にお祝いを入れた人の氏名を全員分書いて中包に同封します。
中袋の書き方
中袋の表には金額を書いて、裏側には住所と名前を書きます。
住所と名前は封筒の裏面の左に寄せて書きます。
右側が住所、左が氏名になります。
住所と氏名、金額はお祝い金を整理する際に大変大事ですので、書いていないと相手が困ってしまいます。
しっかり書くようにしましょう。
中袋の金額の数字は旧字体(大字)で書く
こういったご祝儀等の金額は、難しい旧漢字(大字)を使うのが一般的です。
漢数字などは横棒を1本足すと金額が変わってしまうので、改ざんができないように、この難しい大字を使うのが定着したようです。
大字
1→壱
2→弐
3→参
4→肆
5→伍
6→陸
7→漆
8→捌
9→玖
じゅう→拾
ひゃく→佰
せん→仟
まん→萬
結婚祝いは新札で!ない時はどうする?
結婚祝いは新札を入れます。
新札がない場合はアイロンでシワを伸ばしたり、会場のフロントで新札に変えてもらったりしましょう。
お札の入れ方は?
結婚祝いは慶事なので、お札の入れ方は、表から見て肖像が見えて、封筒からお札を出すとすぐに肖像が出てくる方向で入れます。
外包の裏の折り方は?
結婚祝いは慶事ですので、裏の折り方は1番最後に下側を折って水引をかけるようにします。
逆だと弔事(お葬式など)の折り方になってしまいますので気をつけましょう。
結婚祝いを書くときの筆記用具は?
結婚祝いの文字を書くときは毛筆や筆ペンで書きましょう。墨は濃い墨を使います。
薄墨の毛筆、もしくはボールペンや万年筆はこういった物にはNGですので気をつけましょう。
細かいところはしっかりした黒字であるサインペンなどを使ってもオーケーですが、基本は筆を使うと覚えておきましょう。
結婚祝いの袱紗の包み方
結婚祝いの袱紗の包み方について説明します。
まず袱紗を斜めに置いて祝儀袋を左に寄せておきます。
まず袱紗の左側を降り、その次に上を降ります。
その次に下、そして最後に右の方を折り込んで、端を裏に持っていきます。
以上が袱紗の包み方になります。
逆の降り方は弔事の包み方になるので気をつけましょう。
慶事の袱紗の色
慶事に使われる袱紗の色は暖色系です。
しかしながら紫はどちらも使えるので重宝されています。
もし1つだけ買うのであれば紫を買うことをお勧めします
袱紗がない場合はどうする?
袱紗がない場合は小さな風呂敷に包んだり、ハンカチで代用することもできます。
結婚祝いの渡し方
(1)結婚祝いの受付での渡し方は、まず受付に行って「本日はおめでとうございます。」「このたびはおめでとうございます。」などと挨拶をします。
(2)ふくさからご祝儀を出して袱紗をたたみます。
(3)畳んだ袱紗の上にご祝儀を置いて、受付の方から文字が読めるような方向にして両手で渡します。
素朴な疑問Q&A
二次会の会費はご祝儀袋に入れる?
基本的にお金の受け渡しと言うのは、封筒を使うのがスマートです。
結婚式後の二次会の会費もおしゃれなのし袋や封筒に入れるとこちら側の心遣いが相手に伝わりやすいでしょう。
できるだけ封筒は使うようにしましょう。
海外挙式の時のご祝儀はどうすればいいの?
最近では海外で挙式をあげる方も増えてきました。
海外で挙式をあげる場合は旅費は自己負担のことが多いので、ご祝儀はナシになることが多いです。
旅費を負担してくれる場合はご祝儀を持っていきます。
また、ご祝儀なしというのはちょっと…という方は5千円~1万円くらいのお祝いの品を渡す方もいます。
周りで同じ結婚式に行く人がいる場合は相談するのもいいかもしれませんね。
まとめ
以上が結婚式でののし袋の種類や書き方のマナーになります!
しっかりマナーを抑えて、思いっきりお祝いしちゃいましょう!