こんにちは。法子です。
私は小さい町の葬儀屋さんで働き、司会進行もさせて頂いております。
葬儀司会というお仕事を始めてから約2年になりますが、発声の技術だけでなく、
「故人の生涯を文章で表現する」というお仕事、なかなか大変だと思うんですよね。
と、日々、ナレーションの作成も技術アップに努めております。
そこで、素敵なナレーションを作る1つのテクニックとして「季語を入れる」というのがあります。
この季語を入れることで、ナレーション全体の雰囲気がパッと鮮やかになります。
今回は現在「春」ということで、「春の季語」を集めてみました。
使える部分がございましたら、少し変えながら、使ってみて下さいね。(そのまま使ってもOKです。)
この記事に書かれていること
葬儀司会ナレーションに使える「春の季語」まとめ
2月の季語を使ったナレーション
・東風が吹き、甘酸っぱい梅の香りが春を知らせる季節となりました…
・梅のつぼみも膨らみ始め、春の足音が近づいて参りました…
・心なしか寒さもゆるみ春らしい陽ざしを感じる季節に…
・春の柔らかな気配をかすかに感じるこの季節に…
・節分も過ぎ、陽ざしに少し春の気配を感じられるように…
・積雪の庭に梅のつぼみをみつけ春の訪れを感じ…
・春とは名のみの寒さ厳しきこの季節に…
3月の季語を使ったナレーション
・春霞の漂う季節に、旅立たれてゆかれました…故 ○○ ○○様…
・あたたかな春の風を感じる季節に…
・木々の芽吹きに春を感じる季節に…
・桜のつぼみも膨らんで、春の訪れを告げております…
・春寒ようやくゆるむ候…
・桃の節句も過ぎ、ようやく春らしくなってまいりましたが…
・うららかな春の日ざしに包まれる、別れの日となりました、故 ○○ ○○様…
・やわらかな春の日ざしの、別れの日となりました…
・春風にのってほのかな花の香りが漂うころに…
4月の季語を使ったナレーション
・春の日差しが心地よい季節に…
・花吹雪が舞う…
・春風の心地よい季節に…
・あたたかな春雨が…
・小鳥の音色もひときわ美しくなりましたこの季節に…
・若葉の萌える頃…
・春風に吹かれ、桜の樹も若葉を揺する季節に…
・春雨が音もなく降り…
・春も深まり、木々の緑が濃さを増してきました…
・花の季節もいつしか過ぎて、葉桜の季節となり…
季語をナレーションに組み込むテクニック
季語を葬儀司会ナレーションに組み込む場合、やはり入れると一番いい場所は、「最初」です。
ナレーションの一番始まりですね。
…同じこと2回言いました(笑)
手紙の書き出しに近いイメージです。
そして、作りやすい形としては、
「○○○○○な季節に、旅立たれてゆかれました… 故 ○○ ○○様…」
「○○○の、別れの日となりました… 故 ○○ ○○様…」
という形が作りやすいですね。
この1文を入れるだけで、季節感が出る素敵なナレーションに早変わりです。
ちなみに、
と悩む方もいらっしゃるかもしれないですが、葬儀式場にいらっしゃる人は「ほぼ毎日違う人」なので、悩みすぎなくてもOKだと思います。
さすがに毎日毎日同じことを言っていては考えものですし、続けてお参りにいらっしゃる方も確かにいらっしゃいますので、3~5パターン1つの季節に対して使えるものを持っておくのがいいでしょう。
「この春の美しい情景をナレーションに組み込みたいけれど、上手く言葉が作れない…」とお悩みの方は是非お使いになってみて下さいね^^