葬儀屋の子供はいじめられる?その子の性格と自分の生き様について

葬儀屋って言うとなんだかその名前だけで暗いイメージがあったり、

気味が悪いと見られるようなことがあるようです。(人によってですが)

そういったこともあり、

自分が葬儀屋に勤めていると子供がいじめられないか?

と悩む葬儀屋の親も多いです。

実際に私も一時期気になりましたし、

周りで子育てしている方も

「子供に葬儀屋に入る前に気にならないか相談した」

と言う方もいらっしゃいました。

やはり「葬儀屋ってイメージ悪いんじゃないかな?」ということが気になるポイントなんですね。

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「親が葬儀屋」は確かに子供にとってマイナスポイントかもしれない

まずは認めることが大事だと思います。

大人でも葬儀屋を差別する人もいるんですから、子供ならなおのこと。

からかわれることもあると思います。

そういう可能性もあるんだということをまず認め、受け入れる

と言うことから始めるべきだと思います。

人の考え方は千差万別で、どんな考え方があってもいいと思うんです。

良く見る人もいれば悪く見る人もいる。

それをまず受け入れましょう。

葬儀屋だけどあそこはしっかりしてる、頑張ってると言われるようになればいい

葬儀屋はあまり良いイメージがないと踏まえた上で、

それでも私の先輩方で、周りから非常に慕われている人もいます。

つまり、自分はそう言った人を目指せばいいんです。

葬儀屋でも慕われる人。

大抵そういう人の子供も人望が厚く、愛されています。

「葬儀屋でも人望が厚い方々」を見ていると、

・気遣いが素晴らしかったり、

・優しさの塊だったり、

・率先して動いてくれたり、

・失敗したことがあったらすぐに謝ったりなど、

人としてしっかりしている方々です。

人の付き合いと言うのは一瞬ではなく、ずっと続いていくものですから、

何かあったときの対応が積み重なっていって

「その人への信頼」

になってくるわけです。

だから一つ一つをしっかりこなして、

しっかり対応していけば周りの評価は上がっていくわけです。

・葬儀屋だけどあそこの家はしっかりと子供の面倒を見ている、とか、

・子供が問題を起こしたらすぐ対応してくれるとか、

・あそこの人の仕事は素晴らしい。

葬儀屋だけどこの家はちゃんとしてるよね、いい感じだよね。

と言われれば最終的に人間関係はうまくいくのではないでしょうか。

仕事というのはその人の1つの一面でしかない。

対応をしっかりしている親に対して周りは一目置いて接してくれます。

それは子供にも伝わります。

親が対応できるとしたらそういう部分じゃないでしょうか。

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いじめられない子といじめられやすい子…自分の子供の性格は?

あと、子供がいじめられるか?いじめられないか?は子供の性格にもよります。

子供の生まれ持った特性としておとなしい子、騒がしい子、しっかりした子など様々な性格があります。

例えば、

うちの長女→怒りっぽい

うちの長男→落ち着きがない、人の話を聞かない

うちの次男→優しい、人懐っこい

うちの次女→頭がいい

簡単に言うとこんな感じの性格がありまして、

下2人はいじめられにくそうだなと思うのですが、

上2人は下手したらいじめられるかも…と思って見ています。

これは親が葬儀屋だからとかどうのこうのではなく、

例えば怒りっぽいときつい言い方を相手にしてしまったり、怒らせたりもするので、

それが原因でいじめになったりもする可能性は高いと思うので長女については心配です。

長男に関しては落ち着きがなく迷惑をかけているので、浮いてしまうのではないか心配しています。

2人ともいい子なんですがねぇ…(欲目)

それで、ですね。

いじめられやすい性格ならいじめられやすい性格で、

悪いところは早めに治していくように気をつけたり、注意することが大事になってくると思うんですね。

うちは現実主義でもあるので、

そういうことをしたら相手は怒るよと、
それが続いて、もう少しみんなが大きくなったら、いじめにつながることもあるから、
言い方は優しくしないとダメだよ。

という話をずっとしています。

何々ちゃんやめようね、じゃなくてシビアな起こりうる現実を突きつけています。

子育てとして正しいかどうかはわからないけど。

子供のフォローはしましょう

ここで大事になってくるのは、子供が何か問題を起こした時は、すぐに対応するということ。

うちは何か問題があったときは即、謝りに行かせたり、大きなことであれば私も出向いて謝ってきます。

他にも、お付き合いとしてお誕生日プレゼントは近所のよく遊んでいる子には渡すようにはしています。

これはほんとにお返しするにしても簡単なような2~300円位のお菓子にしています。(今のところ)

それ以上だと相手も気兼ねがあると思うので、気持ちが伝われば嬉しい位にしています。

「こういうことがあったんだ。」

「あーいうことがあったんだ。」

たくさん子供と話して、問題解決しながら、楽しみながら過ごせるように親もフォローしていくことが大事だと思います。

あとは日々暮らしていく上で、

「うちは葬儀屋なんだから悪く見られることもあるから、一人一人がしっかりしなくちゃ、生きづらくなるよ」

という話をしています。

一人一人がしっかり「ありがとう」や「ごめんなさい」を言えたり、

言われたことは即行動したり、返事をしたり…

そういう、人としての大切な部分を大切にしていけるような子になってほしい

ということをずっと伝えています。

そういうことを親がしっかりと日々教えていくというのもフォローの1つになると思うので私はやっています。

自分の生き方で周りの評価は変わる

周りの評価で人生が決まるわけでは無いのですが、

周りから認められていた方が、色んなことに挑戦しやすいし、やりたいこともできると思うので

周りの評価というのもそれなりに大事だと思います。

助けられることがあれば助けたり、迷惑をかけたら即、謝ったりフォローしたり…

人の時間を取らせないように即返事をしたり、即行動したり、そういう事は大事にしていくべきだと思います。

葬儀屋だからダメなんだではなく、葬儀屋だけどしっかりしてる、

もしくはあの人が葬儀屋さんをしてるって事は、葬儀屋っていい仕事なのかもしれないな。くらいに思われるような人になりたい

と、そういう考え方で生きています。

葬儀屋ってそんな悪いお仕事なの?

今まで葬儀屋のことについて書いてきましたが、

葬儀屋というのはそんな気味が悪いようなものでも嫌なものでもないんですね。

周りの方の気持ちとしてはわかるんですが、実際働いてみると、

しっかり仕事をこなして、これほどに人に感謝されるような仕事って

葬儀屋以外だとなかなかないだろうな~と思うんですね。

(医者とかならあるでしょうが・・)

良いお葬式してくれてありがとう。

あなたが担当でよかった。

そんなこと言われるのってすごく嬉しいじゃないですか。

仕事がんばってよかったなと思うし、とてもやりがいのある仕事だと思います

それでいて、人の死という非日常な場面ですから、

こっちも気を張って気を回していないと、お客様を不愉快な気持ちにさせてしまうので、

気を使うという訓練を勝手に毎日している状態になります。

雰囲気を読んで、それにちょうどいい言葉を選んで話す

ということも常々していることなので、

葬儀以外のプライベートの場でも

例えば修羅場になったときに、私の発言が場の空気を変えるということも多々あるようです。

(自分で言うのもなんですが、周りからよく感謝される)

だから常に気を使うというこの習慣は、とても自分の人生の役に立っていたり、

自分を高める上で大切なことになっているので、

葬儀屋というお仕事は非常に良いお仕事だと思っています。

単純に人に喜んでもらうのも嬉しいですしね。

馬鹿にされるような仕事でも気味悪があるような仕事でも、別にないんですよ。

正直言うと、私がこの仕事をしていることを知った時は、

一時期皆さん距離をおこうかなっていう雰囲気を出される時があるんです。

でも付き合いの中で私が普通にずっと接していると、

あーこの人は葬儀屋だけどこういう人なんだなっていうのがだんだんわかってくるらしくて、

その一時期を過ぎるととても仲良くなるんですよね。

だから結局は自分の生き方・接し方、

そういうものが徐々に徐々に時間をかけて認められるようになっていって、

嫌な性格でなければ徐々に徐々に周りと良い関係を作っていけるんじゃないかなと思います。

それで、それが子供にも伝わっていくし、葬儀屋の子供であればあるほど、しつけには気を配っていくようにもなるし。

葬儀屋のマイナスイメージという部分でも

周りの子に差別されないようにあなたたちはしっかりしないのといけないのよと、伝えながら、

少しだけ危機感を持たせながら、

気を付けてもらっていくのは自分の子供たちにとってもひとつの教育にはなるんじゃないかなと思います。

まとめ

葬儀屋は確かにマイナスのイメージがあるかもしれない。

でもそれをどう使うか?

葬儀屋だからこそ毎日の対応をしっかりしていくことで、周りの反応は徐々に変わっていくし、

結局は自分の生き方の修行の一環になっていると思えば、

葬儀屋というマイナスイメージは逆にいい風に働くのかもしれないとこの記事を書きながら、改めて考えさせられました。

ようはどう生きるか?ですよね。

悪い事は良い事にも変換できると捉えながら、

世の葬儀屋のお父さん・お母さんには頑張っていただきたいと思います。

お互い頑張っていきましょう!

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