ビジネスマナーの基本としてお茶出しがありますが、あなたは正しいお茶出しの方法を知っているでしょうか?
私も会社に入ってからお茶出しの機会が沢山あったのですが、はじめはよく分かっていなくて恥ずかしい思いをしたこともあります。
しかし、今は基本をしっかりおさえられているので自信を持って接遇が出来ています。
本日はお茶出しの中でも「何をどこに置くのが正しいの?」ということについて伝えていきます。
お茶出しはビジネスマナーの基本。
厳しい人から知らないうちにチェックが入っている可能性もあるので、ここはしっかり覚えたいですね。
ではいきましょう!
お茶出しの時「お菓子・お茶・おしぼり」はどのようにおくのが正解なの?
お茶出しの時、お菓子・お茶・おしぼりの3点セットがあった時、どれをどの位置に置くのが正解なのでしょうか?
調べてみたらこの順番が正解だそうです。
左にお菓子、真ん中にお茶、右におしぼりという順番でした。
お盆から机に置く時は左から順に出していきます。
お茶出しは右の後ろ側から出すのが基本なので、右から置いていくと次のものが置きにくくなりますよね。
こういった理由から左から置いていくのがセオリーになります。
お茶とお菓子だけの時はどう置くのが正解?
会社によってはお客さんにお菓子とお茶の2つを出すことがあると思います。
その場合は左にお菓子、右にお茶という形で起きます。
この時も左側から置いて行きます。
お茶出しするときの基本的なマナー
上で書いたお菓子とお茶、おしぼりの置き方も1つのマナーですが、「お茶を出すまでの作法」というのもありますのでご紹介していきます。
まずお盆のセットですが、お盆の上に必ず1つ布巾を用意しておきます。
では、順番にお茶出しの作法を見ていきましょう。
(1)お茶碗・茶托・お菓子・おしぼりをお盆に置いてお客さんが待つ部屋まで持っていきます。
(2)3回叩いてノックをし、「失礼いたします」と一言言ってからドアを開けて入ります。
(3)椅子部屋の場合は、お茶出し用のサイドテーブルの上で作業する、もしくは下座の端の空いたスペースでお茶出しの作業します。
畳部屋の場合はお盆は畳の上に置きます。
(4)お茶碗を手で持って、底が水滴で濡れていないかチェックします。
濡れている場合は布巾で底を拭きます。底がきれいになってから茶托の上に乗せます。
(5)お客さんの右側後ろからお茶出しをしていきます。
出す順番は上でもお伝えしたように、左からお菓子、お茶、おしぼりの順になっています。
右側の後ろからお茶出しをするのが一般的なマナーですが、右側に荷物がたくさんあってお茶が出しづらい場合は、左からお茶出しをしても大丈夫です。
もしくは前からでも大丈夫になっています。
しかしながら本来の作法とは違っていますので、一言「左から失礼いたします」や「前から失礼いたします」など声をかけるようにします。
基本的に上座から下座の順でお茶出しをしていきます。
(もちろんお客様からその後に自社の社員にお茶を出していきます。)
ただ、座り方がバラバラの場合はお客さんの中の1番偉い方からお茶を出し、最後が一番目下の方になるように順番に置いて行きます。
お茶を出す順番に関してはこちらの記事で詳しく書かせていただいたので確認してみてください。
お茶出しが終わったら「失礼致します。」と一言言って部屋から出て行きましょう。
こちらが基本的なお茶出しのマナーになります。
文字で書くと難しく感じますが、徐々に慣れていきますのでそれは回数を重ねていきましょう。
まとめ
お茶出しの並べ順は、左からお菓子・お茶・おしぼりになります。
お菓子とお茶だけの場合は左にお菓子、右にお茶を置きましょう。
また、お茶出しの基本的なマナーもありますので、そちらの作法もしっかりおさえていきましょう。
こちらも合わせてどうぞ↓
>>お茶出しの順番は?失礼にならないためのポイントをおさえよう!
机の上にお盆を置くのはNGです。
(椅子部屋のときの下座の端でのお茶出し作業は致し方ない時にするものです)