こんにちは。
どのような会社で勤めていても、入社したばかりだとよくお茶出しを頼まれますね。
私は入社したばかりの時にお茶出しの大体の流れを教えてもらったのですが、実はその方法が間違っておりまして…。
後で社外の人から注意を受けました。
(↑穴があったら入りたいの図)
それはそれは恥ずかしい経験であり、ビジネスマナーを知らない自分が悔しかったですね。
そんな経験をしないためにも、お茶出しのマナーをこれから数記事にわたって解説していこうと思います!
今日はお客様の座席から考える「お茶出しの順番」についてお話ししていきます。
まず「お客様から先」が基本
まずお客様がお部屋に入った時、上座から座っていただくのが常識ですが、それがうまくいってない時も度々あります。
(相手側の上司が、手前側に座りたがるなどいろいろなパターンがあるので…。)
このような場合は座席は関係なく、まずお客様が先。
その中でも上司が先です。
その会社の上下関係などを知っている場合であれば、どのような席順であっても、上司が先、次に部下にお茶出しをしましょう。
そしてお客様のお茶出しの後に自社の社員にお茶を出していきます。
この時も、目上の人から先に出して、目下の人が後になるようにお茶出しをしましょう。
基本的なお茶出しの順番(上座から下座へ)
まず、上座だとしても下座だとしても、お茶出しはお客さんから先に行います。
ただ、基本的に上座に1番偉い方が座りますので、上座(入り口から1番遠い場所にある席)に座っている方にまずお茶を出します。
その次にその横にいる社員に出すのが一般的です。
それから反対側にいる方、そして1番下座に座っていらっしゃる方に出すのが一般的です。
ただし、その会社の上下関係がわかっている場合は上座・下座関係なく1番目上の人からお茶を出すようにしましょう。
6人掛けの席が設けられているときのお茶出しの仕方
入り口から入って遠いところにある真ん中の席が1番目上の方が座る席になるので、真ん中の方にまずお茶を出します。
そしてその方の奥にいる人が2番目、そして手前側の方が3番目になります。
図で言うと下の図のような順番でお茶出しをします。
そして自社の人間は下座のほうになります。
こちらの場合も真ん中の方に先にお茶出しし、その後にもの奥の方、そして手前と言う順番にお茶出ししていきましょう。
その他お茶出しの注意事項
その他お茶を出すときの簡単な気をつけるポイントについてお話ししていきます。
・お茶はお客さんの右側後方からお出しします。
ただ、お客さんの右側後方が狭い場合は左側から渡したり、手前から出すこともあります。
狭いところからわざわざ渡すよりは、広くて渡しやすいところから渡しましょう。
お茶を出すときに「左から失礼します」や「前から失礼します」と一言添えれば問題ありません。
・お盆の上では、茶碗と茶托(ちゃたく)を別に置いておきます。
お茶を出す時に、お盆の上で茶托の上にお茶を乗せてから、茶托を持ってお客さんのところに出します。
・お盆は机の上に置いてはいけません。
畳であればお盆を畳の上に置いて作業します。
お客様が椅子に座っている場合はサイドテーブルなどで作業するのが一般的です。
・お菓子、お茶、おしぼりがある場合はお菓子を1番左側に置きます。
真ん中にお茶、右におしぼりを置きます。
お菓子とお茶しかない場合は左側にお菓子、右がお茶と言う形で並べます。
まとめ
以上がお茶出しの時の順番になります。
基本的にお客さんの会社の目上の方から目下の方にお茶出ししていきます。
お客さん方の後に自社の社員にお茶を出していきます。
この時も目上の方から先に、目下の方を後に、という順番でお茶を出していきます。