意外と知らない初盆の服装 女性のストッキングの色と濃さって?

初盆とは亡くなった方が四十九日の忌明けを過ぎてから初めて迎えられるお盆のことを言い、期間は地域差があり7月13日~16日、8月13日~16日に執り行われます。

そんな初盆ですが、

喪服や平服で行く時のストッキングってどんなものを履いていけばいいのか?

肌色でいいのか?濃さはどれくらい?

等、意外と知らないことも多いのではないでしょうか?

というわけで本日は失敗しない初盆のストッキングの選び方についてまとめてみました!

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まず、基本から。ストッキングとタイツの違いは?

まず、ストッキングの基本的なお話から見ていきましょう。

私たちはよくストッキングやタイツと言う言葉を使いますが、その違いとはいかに?

調べてみるとストッキングとタイツの違いは生地の厚さで分けられているそうです。

このストッキングの厚さの指数をデニールと呼びます。

デニールの数値が高いほど厚く、濃く見えます。

指数でいうと

デニール30程度以下ならストッキング、

30程度以上ならタイツと呼ばれます。

同じ30デニールと言っても作るブランドによっても若干濃さは変わってくるので「程度」という大まかな表現が使われています。

こんなわけで、ストッキングとタイツというのは

・薄くて肌が見えやすいのがストッキング

・濃くて肌があまり透けないのがタイツ

と言う事が出来るでしょう。

30デニールを画像で実感しよう

では、いったい30デニールってどのくらいなの?と言う疑問が湧いてくるかと思うので、実際に画像で比べてみました。

まず、こちらが冬によく見る60デニールのタイツになります。

出典元:OIOI

うっすら透けているくらいの黒で、足が実は一番キレイに見えるデニール数とも言われています…!!

ですが、初盆にはマナーとしては×ですね。

と、いうか、こんなのお盆の時期に履いてたら暑いですよね!(゚д゚)!

見ている方も心配してしまうくらいの厚さです。

そして、こちらが30デニールのストッキングです。
出典元:OIOI

脚がしっかり透けて見えますね。

ストッキングの中で30デニールは一番濃いので、

これより色が薄いものは全てストッキングと言えます。

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初盆のストッキングは黒か肌色と言われる理由は?

初盆のストッキングは黒か肌色にしましょうという事を言われているところが多いです。

では、どうして黒か肌色にすべきと言われるのでしょうか?

…ということをお伝えしたくて色々調べてみたのですが、証拠を提示できるような明確な答えには辿り着けませんでした。

申し訳ないです(´_ゝ`)

でも、(少し話はそれてしまいますが)多くのお葬式を見てきて、たまに変わった服装をしている方を見るとやはり少し違和感を感じます。

例えばお葬式にタイツを履いてきた方に違和感を感じるのは、カジュアルに感じるからです。

エナメルのピカピカの靴がよろしくないとされるのは、厳かなお別れの時間というよりも遊びのイメージが強く、違和感を感じるからです。

亡くなった方を偲ぶ仏事に、自分の個性を優先して派手にしているのを、おそらく皆さん良くは思わない。

だから服装は周りの方に合わせて基本はブラックフォーマルにしようっていう事だと私は考えています。

故人を立てるのであれば、TPOをわきまえた服装で出向き、常識のある人物に故人は囲まれているという状況を作るというのも気遣いの一つだと私は考えています。

少し話がそれたかもしれませんが、今までの慣習で「初盆は喪服か平服で。」となっているなら、ストッキングもそれに合わせて黒か肌色にすべきです。

郷に入れば郷に従えっていうことですね!(`・ω・´)b

初盆はマナーを守った服装で、心穏やかに故人を偲び、温かく故人の魂を迎えて頂きたいと思います。

ストッキングでNGなもの

初盆のストッキングでNGなものをまとめてみました。

・柄もののストッキング

・濃いタイツ

・黒か肌色以外のストッキング

・ラメなど光っているもの

・光沢があるもの

・ワンポイントなどが入ってるもの

上に書いてあるストッキングがNGな理由も、これまでの慣習に合っておらず、周りの人が違和感を感じる可能性が高いのでNGってことです。

派手で小粋なものは、仏事などではなくプライベートで遊ぶときに着て下さいね^^

地域で慣習が真逆!?

ここまでつらつらと初盆のストッキングについて語ってきたのですが、実は地域によってはこの常識も非常識だったりします。

喪服や平服を着るのが当たり前という地域もあれば、全員が私服で集まるというのが当たり前の地域もあるからです。

堅い服装で行ったら皆さん私服だった…とか、

自分が育った地域は皆私服で初盆に集まっていたから私服で行ったら皆喪服だった、等…。

慣習が地域ごとにあるのです。

なので、一番確実なのは、初盆を主宰する方に「そちらの風習では初盆の服装はどのようにしていますか?」と聞くことです。

浮いた格好で初盆に出向いていって、常識も知らない嫁だと思われるのって嫌ですもんね。

結局最後は「聞いてみて」というのが解決策だという記事となってしまいましたが、本当にトラブルが起きないようにするにはそれが一番だと思います^^

一般的な常識は抑えながら、皆さんで心穏やかに初盆を迎えて下さいね。

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