初盆(はつぼん)とは、新盆(にいぼん)とも言われ、故人が亡くなって四十九日が過ぎた後に初めて訪れるお盆のことを指します。
そんな初盆に招待された時に、子供の服装はどうすればいいのか?
浮いた服装を着せていって常識がない親だと思われるのは嫌ですよね。
と、いうわけで本日は初盆の子供の服装についてご紹介していきます。
この記事に書かれていること
まず、子供を初盆に連れて行ってもいいの?
相手が親戚でない場合は0歳~3歳くらいまでの赤ちゃんを連れていくのは控えましょう。
自分も気を使いますし、相手も落ち着きません。
長い法要に耐え切れずに途中でぐずる可能性もありますので、親戚でない場合は赤ちゃんを連れていくのは避けるようにしましょう。
4歳以上のお子さんはその子の性質で連れていくかどうか判断しましょう。
就学前のお子さんはその子によって性質が様々で、落ち着きがある子、走り回る子等色々です。
法要の時間にじっとしていられそうであれば連れて行ってOKです。
尚、相手が親戚である場合は、赤ちゃんでも法要に連れて行って大丈夫です。
子供さんの顔を見たいという方もいらっしゃることでしょう。
一応事前に子供を連れて行っていいかどうか確認してから連れていけば間違いありません。
初盆の時、子供は制服を着るのが一般的
初盆では、学生は制服を着用するのが一般的です。
制服によっては鮮やかな青や赤などの生地を使われたものもありますが、そういったものでも大丈夫です。
学校だけでなく、幼稚園・保育園での制服も正装です。
ただ、もし制服で使われている柄等でどうしても着せるのが気が引ける制服もあるかもしれません。
そういう場合は、気になる所を脱いでブラウスやシャツを着たり、カーディガンを羽織っても良いでしょう。
制服がない場合は子供は何を着ればいい?
制服がない学校や幼稚園・保育園もありますが、その場合は何を着ればいいのでしょうか?
子供用の喪服のレンタルなどもありますが、それでは結構な出費になってしまいます。
私自身葬儀屋で働いていますが、子供さんが小さめの喪服などを着ていることはまれで、皆さん何を着ているかと言いますと「平服」に当たるものを着られていることが多いです。
女の子であれば黒や紺、グレーのワンピース、または白いシャツに黒っぽいスカートなどが平服と言えるでしょう。
男の子であれば白シャツに黒いズボン、カーディガンを着ている子も多いです。
そんなかっちりしていなくても、地味目な色でカジュアルな服装でいらっしゃる方もいらっしゃいます。
いずれにせよ派手な色やキラキラした光沢のあるものなどは避け、地味な配色を選択するのが大切です。
靴は革靴?運動靴?
平服を準備していても、最後に「あ、靴がない!Σ(゚Д゚)」と焦る方もいらっしゃるかもしれません。
普段の生活では運動靴しか持っていないというご家庭も多いのではないでしょうか?
見た目的には革靴がやはり見栄えが良いですが、ない場合は運動靴でも子供の場合はOKです。
靴下は黒か白を履かせましょう。
初盆時の赤ちゃんの服装は?
仕事柄、そういった場面での赤ちゃんの服装もよく拝見させて頂いておりますが、かっちりと平服を着ている子もそれほどおらず、赤ちゃんの場合は地味な色の私服を着用している子が多いです。
赤ちゃんは着慣れない服装で行くとぐずりやすいです。
おむつ替えなどもしなくてはなりませんから、動きやすい地味な服装で行くのが最適です。
地域によって慣習が違う事を心に留めておいて!
初盆の子供の服装に関しては基本的には制服、制服がない場合には平服を着るのが一般的ですが、仏事は正直なところ地域によって慣習が全然違うところもございます。
私服で初盆に招くのが当たり前の地域もあります。
実際に初盆に行ってみて、自分たちだけが浮いているという状況は避けたいですよね。
そこで、一番大切になってくるのが「初盆の主催者の方に確認すること」になります。
「こういう服装で行こうと考えているのですが、皆さんはどうでしょうか?」と聞いてみましょう。
一般的な常識は抑えながら、最終的には「聞くこと」を大切にしていって下さいね。